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解答
2
【 解説 】
◆1
熱膨張率とは、温度が上昇することによって、物体の長さや体積が膨張する割合を示したものです。単位はKで表します。鉄筋と普通コンクリートとでは、常温では熱膨張率はほぼ等しいと言えます。
よって肢1は適当です。
◆2
コンクリートは圧縮力は強いが、引張力に弱いのが特徴です。このような特徴があるため、コンクリートに鉄筋を入れて鉄筋コンクリートとして使用されることが多いわけです。
よって肢2は不適当です。
◆3
木材は含水率が小さいほうが強度が大きく、含水率が大きいほうが強度が小さくなります。乾燥されていない木材は重く、腐りやすく、強度も乾燥材に劣ります。
よって肢3は適当です。
◆4
集成材は、節や割れなどを取り除き、繊維方向を平行にして重ねて、そして貼り合せて一つにした建材です。「集成」という字から連想できるように、「集まって成っている」材です。この集成材は乾燥による変形や割れ等の狂いが生じにくく、通常の木材では得られない大きな断面のものや、湾曲した形状のものを作ることができることから、大型公共施設や木質ドームに使われています。
よって肢4は適当です。
以上より、正解は肢2です。
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