容積率 このサイトは、後藤行政書士事務所が運営しています。 |
■お薦め通信講座 【生涯学習のユーキャン】教養と資格を身に付けてみませんか? 資格・教育「ヒューマンアカデミー」 建ぺい率のため、敷地全部に建物を建てられないとすると、建物の床面積をたくさんとろうと思うなら、高さを高くしようと考えることになります。 そうすると、みんながみんな競って高い建物を建て始めることになりかねません。 しかし、それでは住宅街の中で日が当たらないところがたくさん出てきてしまうおそれもあります。また、高い建物になるということは、それだけ人が集まるということですから、電気や水道の利用料も増えるでしょう。そうなると計画的な供給というものに支障が出るかもしれません。 そこで、当該土地の中で、どのくらいの床面積の建物を建ててよいのかを決めることが必要になってきます。 これを容積率と言います。 つまり、容積率は、 容積率 = 延べ面積 ÷ 敷地面積 という計算によって求められます。 この容積率は、各用途地域ごとによって異なってきます。建ぺい率もそうでしたね。また、当該土地の前面道路の幅員に応じて異なってきます。 建物の前面道路の幅員が12メートル未満の場合には、 住居系の用途地域 道路のメートル×10分の4 住居系以外の用途地域 道路のメートル×10分の6 という計算式から求められた数値以下でなければなりません。 尚、角地などで、異なる幅員の道路に接している場合には、広いほうの道路を基準とします。 試験前には、このぐらいについては、覚えておいたほうがいいでしょう。 しかし、まずは、建ぺい率と同様に、定義をしっかりと覚えて下さい。細かいことはその次です。 容積率が規制されている理由は、いろいろあります。狭い道路のところに高いビルを建てると、人がたくさん集まるので道路が混雑するということも、理由の一つでしょう。 私は、地震も理由の一つではないかと思っています。容積率を自由に認めると、床面積をたくさんとろうと、細長いビルを建てる人が現れかねません。そうなると、安定感が悪くなります。高いビルを建てるには、やはり土台がしっかりしていないとなりません。そのためには、底地の地積が必要となります。よって、土地の地積を基準として、容積率が決められているのだと思います。 とりわけ、日本のような地震国では、その必要性が高いと言えます。細長いビルを見ると、地震のとき大丈夫かな、と思ったりします。皆さんにも、そういう経験がおありではないかなと思います。 御自分が御住まいの地域の容積率を調べることが出来ます。建ぺい率のページに詳しく書いてあります。詳細はこちら!! 無断転載・転送を禁じます。 Copyright(C)2004 後藤行政書士事務所 All Rights Reserved. |
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