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【9】
Aに雇用されているBが、勤務中にA所有の乗用車を運転し、営業活動のため顧客Cを同乗させている途中で、Dが運転していたD所有の乗用車と正面衝突した(なお、事故についてはBとDに過失がある)場合における次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
1、Aは、Cに対して事故によって受けたCの損害の全額を賠償した。この場合、AはBとDの過失割合に従って、Dに対して求償権を行使することができる。
2、Aは、Dに対して事故によって受けたDの損害の全額を賠償した。この場合、Aは、被用者であるBに対して求償権を行使することはできない。
3、事故によって損害を受けたCは、AとBに対して損害賠償を請求することができるが、Dに対して損害賠償を請求することはできない。
4、事故によって損害を受けたDは、Aに対して損害賠償を請求することはできるが、Bに対して損害賠償を請求することはできない。
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